ムジカ工房は、音楽教育家・北村智恵をサポートする、小さなアトリエです。

ムジカ工房-メッセージ写真1月

メッセージ

アトリエの入り口に直植えしている紅いシクラメンの花が、小さな炎のように燃えています。
2024年は、北陸の「大震災」という思いがけない不幸で年明けを迎えてしまいました。
被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。また、「大切な人」を亡くされた方がたには、言葉にならないほど、心中お察し致しております。


私共は1995年1月17日に阪神淡路大震災を経験し、ここ、高槻は震度5でしたが、結局、今の家に建て替えを必要としたほどの地震を経験しました。
余震が続いたひと月あまり、ずっと大きなテーブルの下に布団を敷いてビクビクしながら寝ていました。29年経った今でも忘れられないほどの恐怖でした。


同じ思いを今、特に能登半島やその近隣の方がたが味わっておられると思うと本当に心が痛みます。加えて、能登は「半島」という地理的条件から、メインの道路が寸断されてしまうと何もできず、支援の「人」や「物」が到達できないことで、余計に救出が遅れたり二次災害が出たりして、命を落としてしまわれた方も多いようですが、こんなに文明が発達しているのに空から、海から、何とかならないのでしょうか。素人ながら被災地の方がたへの思いだけが膨れ上がり、行政への不満となって心がざわついています。


とは言え、2024年はもうすでにスタートしています。ムジカ工房では今年も、音楽でどれだけの人々が繋がれるか、どれだけ「音楽」と「社会(のあり方)」の接点を強めて行けるか、ということに尽力し、皆様と共に、音楽を通して少しでも社会の「平和」と一人ひとりの「心の豊かさ」に繋がるような仕事を地道に続けて参ります。どのような状況でも「音楽」そのものは誰にも何にも奪われませんから…。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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