大雨に打たれ、地を這っていた紫陽花の
大輪の花たちが、梅雨の晴れ間、精一杯、
空に向かって首をもたげている姿に
感動していたのも束の間、梅雨明けも待たずして
暑すぎる猛暑・酷暑の日々となり、
それが続いています。
また、各地で大雨の被害や土砂崩れなどが
続発しているのも含め、
心身ともにめげそうになる今日この頃です。
日本では何百年も昔から「ふうりん」という
物があり、暑い中、チリリーンと鳴る音で
「風」を想起し、「涼」を感じる、
という文化が存在していました。
これって凄いことですよね。
「音」で「風」を感じるという想像力が
誰の心の中にもあったということでしょう。
今やその「風鈴」の音を「うるさい」と
文句を言いに行く人が結構多いのだそうです。
さびしい話ですね。
私は、「小川のせせらぎ」の音やそこに
時折かっこう等、野鳥のさえずりの混じった
CDを聴いて森の中の涼しさを想像することで
「音」から「涼」を得たりしています。
「軽井沢」へ「避暑」に出かけられる身では
なくても、充分、幸せです。
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