
子どもの頃、「夏休みの友」という宿題帳がありました。算数の計算問題や文章問題、国語では漢字の書き取りや熟語、理科では朝顔や鬼灯の観察記録、社会科は白地図に何かを書き入れたり、文章の所どころに入っているカッコの中に正しい言葉を書き入れる、等のほか、絵日記のページもあり、私自身は、絵はそれほど得意ではなかったのですが、一日を振り返って絵と共にその日あったことやそれについて感じたこと、思ったことを言葉にして書く、という行為は、今もこの歳になるまでずっと続いていて、「日記を書く」習慣に繋がっています。学年によって問題や内容のレベルは当然違いますが、1学期に習ったことのおさらいとしての効果はあったと思います。その「夏休みの友」の中に、高学年になると、毎日その日の気温を折れ線グラフで記入するというページがあり、真面目な私は柱に掛かっている寒暖計(なつかしい言葉!)を見て毎日、折れ線グラフを書き繋いでいたのでよく覚えているのですが、7~8月は午後の最も暑い時間でも大体、26~7°Cでした。ある日、29.5°Cという日があり、「えッ?もうちょっとで30度?この寒暖計壊れてるかも!」と思った私はお隣の悦子ちゃんチに同じ温度かどうか確かめに行ったことを憶えています。そして同じだったことを知り、「今日は暑いはず〜〜〜30度近いなんて、ねぇ?」と大騒ぎしたものでした。
今、36~7度、時に38~9度という猛暑が珍しくなくなってしまった同じ高槻市内ですが、夕立が降っても、庭の花や木に水やりしても、昔のようにはちっとも涼しくなりません。それなのに、我が家の丸虫君や蟻さん達は、元気に生き抜いています。私達も元気を出してこの夏を乗り切りましょう!折れ線グラフは付けなくてもいいのですけれど。

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