「ショパンとその時代」展PartⅢ Vol.3
ピアニストになりたい!
時代が求めた「エチュード」
19世紀前半は、「音楽」が宮廷だけのものではなくなり、一般市民が「聴衆」として「公開演奏会」に参加したり、作曲家・演奏家・指導者等、分業化された「音楽家」が、その社会的地位を持ち始めた時代です。とりわけ、産業革命による「ピアノ」の進化・流通・普及とフランス革命後の自由主義的精神風土の拡大は、一般市民がピアノを習うことに結びつき、そして何よりF・リストの出現は多くの人々に「ピアニストになりたい!」と思わせ、憧れさせました。音楽学校ができ、その中にピアノ科が生まれ重要視され始めたのもこの頃。ピアノの「技術」が求められ、そこで「エチュード」というジャンルが生まれたのです。この時代、どのような作曲家のどのようなエチュードが存在していたのか、時代が求めたエチュードとは?そしてショパンのエチュードの独自性とは?一般には知られていない当時のエチュード事情のレクチャーと共に、当協会ピアニストの超絶技巧の演奏や、他では聴けない珍しい曲も沢山お楽しみいただけます。
<ご案内>

日時 | 2025年4月20日(日 ) 〈第1回〉13:00開演(12:30開場) 〈第2回〉16:00開演(15:30開場) |
会場 | カワイ梅田コンサートサロン 「ジュエ」 |
入場料 | 一般 3,000円 高校生以下 1,000円 会員 1,000円 |
お問合せ | 日本ショパン協会 関西支部 事務局 カワイ大阪オフィス 担当 明坂・中村 TEL:06-6262-2131/FAX:06-6264-5254 MAIL:chopin-kansai@kawai.co.jp |
後援 | 公益財団法人 日本ピアノ教育連盟 一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) 月刊誌「ムジカノーヴァ」「音楽之友」「ショパン」 |
ピアノ演奏
本麻子 河江 優 児嶋一江 深見まどか
レクチャー講師
北村 智恵
曲目
ショパン | 「メトード・デ・メトード」より第3・4・5曲 (新しい3つのエチュードDbop36-1~3) |
メンデルスゾーン | 「メトード・デ・メトード」より第8曲 |
リスト | 「ラ・カンパネラ」(初版譜)S140-3 |
ボエリー | op.13-10・14 |
モンジュルー | Nr.106 Nr.111 |
マルモンテル | op.25-5・15 |
ヘンゼルト | op.2-1・6 op.5-2 |
フンメルマン | op.125-16・17 |
この記事へのコメントはありません。