ショパン マズルカ全曲
連続レクチャー・コンサート 全5回シリーズ
第1回演奏曲目 マズルカ op.6/op.7/op.17
日本ではこれまで、ピアノのレッスンや発表会の演奏曲としてさえ、ショパンのマズルカが教材として用いられることの少ない(殆どないに等しい)状況でした。ワルツやノクターンは誰でも教え誰でも弾き、また誰からも好まれていますが、多くの人が「マズルカ」というショパンの神髄にふれる出会いのチャンスを持てなかったのが実情です。ところが、ショパンにとっては、「マズルカ」こそ彼の人生の日記代わり―彼が生涯をかけて書き続け、後世の世界中の人々に伝え遺したかったジャンルでした。亡命者として異国の地で生き、二度と祖国を見ることなく39歳の若さで病死した彼の孤高の精神、人としての魂がこめられた作品群であり、実はワルツやポロネーズにまでマズルカのリズムや要素が溢れています。
このレクチャー・コンサートでは、音楽関係者のみならず一般の方がたも対象に、マズルカの基本(オベレク・マズール・クヤヴィアク)を映像も用いて解りやすくお伝えし、それらをショパンがどのように「芸術」に昇華させていったのか、レクチャーを交えて全曲、作品番号順に実際の演奏をお聴きいただきます。皆様の耳と心に残る大切な時間になれば幸いです。(北村智恵)
<ご案内>
日時 | 2024年12月3日(火) 開演 19:00(開場18:30) |
会場 | 高槻市立総合市民交流センター クロスパル高槻(8F イベントホール) JR高槻駅東隣 徒歩2分/阪急高槻市駅 徒歩10分 |
受講料 | 一般 3,000円(税込) 学生 2,000円(税込) |
お問合せ | ムジカ工房 info@musicakobo.com ちえの輪倶楽部 chienowaclub@outlook.jp TEL:072-689-0727 |
主催 | 主催:ムジカ工房 協力:ちえの輪倶楽部 後援:カワイ梅田 日本ショパン協会 関西支部 |
チラシに記載のQRコードに関しまして |
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ピアノ演奏 土居 知子
京都市立堀川高校音楽科を経て、京都市立芸術大学卒業および同大学大学院修了。その後、ドイツ国立ドレスデン音楽大学大学院、同大学マイスタークラスを“最優秀”の成績を得て修了。
第8回飯塚新人音楽コンクール第1位、第38回マリア・カナルス国際音楽コンクール第3位、第5回カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール第2位(1位なし)等のほか、神戸新聞松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞等、国内外での受賞多数。ソロ活動のみならず、近年では歌曲伴奏や室内楽のアンサンブルピアニストとして、多くの音楽家からの信頼を得て多彩な演奏活動を行う。また、2018年にはソロCD『モーツァルトピアノ変奏曲集(ナミ・レコード)』をリリースし、好評を得ている。
現在、様々なコンクールにおける審査員やセミナー講師を務めながら、京都女子大学教授として後進の指導にもあたっている。日本ショパン協会関西支部理事、日本ドイツリート協会副会長。
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