ムジカ工房は、音楽教育家・北村智恵をサポートする、小さなアトリエです。

ヘクサメロン

レクチャーコンサート

「ショパンとその時代」展PartⅡ Vol.1

ヘクサメロン

3月21日(祝)2回公演 
 第1回 13:00開演   第2回 16:00開演
第Ⅰ部  
ショパン”幻想即興曲”の謎―彼はこの名曲をなぜ出版しなったのか?
1.「幻想即興曲」op.66(1855年 フォンタナ校訂版) 演奏 山上明美
2. 即興曲嬰ハ短調(1834年 自筆譜初稿)      演奏 岡本麻子
3. 即興曲嬰ハ短調(1835年 自筆譜初稿)      演奏 深見まどか
4. モシェレス 即興曲変ホ長調 op.89                 演奏 深見まどか

第Ⅱ部  幻の「ヘクサメロン」コンサート再現!!
リスト、タールベルク、ピクシス、H・エルツ、ツェルニー、ショパン、による合作

 「ヘクサメロン」―ピアノのための華麗なる超絶技巧大変奏曲

演奏  池田洋子(ショパン)、河江優(リスト)、児嶋一江(タールベルク)、
   木下千代 (H・エルツ)、深見まどか(ピクシス)、岡本麻子(ツェルニー)
 レクチャー講師  北村智恵

「ヘクサメロン」とはギリシャ語で「6つの詩」という意味です。イタリアの統一と独立を目指していた、パリ在住の大富豪ベルジョヨーゾ公爵夫人は、同じ目的で闘っているイタリア青年党の亡命者やイタリア移民への経済的支援を目論んで、ある曲の「テーマ」を、ヴィルトゥオーゾ6名に変奏曲として作曲することを依頼し、その演奏をチャリティ・コンサートとして開催することで大センセーションを巻き起こしました。「ヘクサメロン」と題されたその合作大変奏曲の副題は「ブラヴ―ラ(華やかな超絶技巧)奏法による変奏曲」で、文字通りの難曲揃いです。実は1833年の、作曲者6名による初演(日時・会場不明)以来、世界的にも演奏会の公式記録はありません。ショパンが同じヴィルトゥオーゾでありながら、当時の著名なピアニスト達と、何がどう違うのかを聴き比べ、ショパン作品のあり方やショパンの生き方まで学べる、珍しい、貴重なコンサートです。この度、ショパン協会関西支部会員のピアニスト6名が、19世紀の幻の「ヘクサメロン・コンサート」を再現いたします。お聴き逃しのないよう、是非ともご来場ください

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