ようこそ。ムジカ工房&北村智恵のWebサイトへ。

ムジカ工房は、音楽教育家・北村智恵をサポートする、小さなアトリエです。
北村智恵ピアノ教室、コンサートの自主公演、ピアノ指導者セミナー開催等、行なっています。

レッスンQ&A

Q6 初めてこんな本に出会った

※『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』に関する質問
Q6

私自身がピアノの習い始めはバイエルでしたし、結婚前まで勤めていた楽器店で決められていた導入教材も、やはり内容はバイエルだったので、『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』に書かれているように、「イメージを音で表現する」というような理想的なことが導入期の段階でどこまで可能なのか、実は自分の指導に自信がないので、まだ使っていません。
こんな私でも本当にレッスンに使ってみてもいいのでしょうか?

(回答:北村智恵)
→結論から言うと、そういう方だからこそ使ってみてほしいと思っています。中央のCの音から順番に1つずつ音が増え、 技術的に何の苦労もない段階だからこそ、自分が出した1つ1つの音を「聴く」習慣がつけられるのです。「子どもにそんな理想的なことを?」と思っている人は、子どもをみくびっている人です。子ども(白紙)だからこそ何の先入観も偏見もなく、それを当然のように受け入れていくのです。あなたにとって難しいかも知れないドイツ語やフランス語も、ドイツやフランスに生れた子どもは、1才半でそれらの言葉を話すようになり、自然に身につくでしょう?そしてそれが当然のこととなり、大人になってから日本語を習うことのほうが難しいことであるということは容易に想像がつくでしょう?音楽とは、あるいは音楽の学び方やそのあるべき姿勢とは、そういうものではないかと私は思っています。
 この頃の子どもはイメージに乏しいと言われています。それは大人が、目に見えないものを想像したり考えたりする機会を子どもたちに与えずに育てているからです。ピーターラビットとその仲間たちは「絵本」の中の動物なので、物語や場面によって、顔つきや体の表情、背景もさまざま──どぎつくなく、やさしい上品な色づかいや心のこもった絵で、子どもの心に実に多くの感情やイメージを育ててくれて、本当にかわいい(愛しい)ものとは 何かということまで教えてくれます。愛しむことを知らない子どもが、ピアノにおける自分が出した一つ一つの音を愛しめる はずがありません。絵や物語から想像すること、考えることを通して、感情移入の体験をし、それを音に託すのが「音楽」というものである、と信じます。
 どうか一緒にやってみて下さい。子どもたちから学ぶことも大きいと思います。 私の教室には、大人のビギナーでも自ら希望してこの本で、音楽の本質を学んでいる人がいるのですヨ!楽しいレッスンです。




前の記事→Q5 左手と右手で異なるフレージング
次の記事→Q7 左手と右手の音のバランス

MENU

ページのトップへ戻る