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レッスンQ&A

Q17 ペダルを使うときの注意点は?

※『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』に関する質問
Q17

『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』は、初出事項としてのダンパーペダルは、3巻の最後「オーバード」のところに出てきますが、それより前にもペダルを使った方が素敵に聞こえる曲がたくさんあると思うのです。
生徒の発達段階に応じて、こちらからペダルの提案をしても良いでしょうか?
その判断の基準や、ペダルを指導する上での注意点などを教えてください。

(回答:北村智恵)
→どのピアノの本でもそうですが、その本にペダル記号やペダルを使うことの指示が書かれていなくても、使えるのであれば、やはりペダルは使うにこしたことはないと思います。というよりも、むしろ使うべきだと思います。なぜなら、現代のピアノの「楽器」としての生命は、まずは「音色」の豊かさ・美しさにあり、その点においては、ノー・ペダルのときの音よりも、 ダンパー・ペダルを使用したときの音のほうが、音色は格段に豊かで美しいものになるからです。
 そういう意味では、その目的を果たせる条件にあるかどうかということが、その生徒に対して、ペダルの指導を導入するべきか、ないまま進めて行くべきかということの判断基準になると思います。
 具体的に言うと、
1、年齢に関係なく、足の裏全体が床に届き、踵を床につけたまま足先だけでペダルを踏むことができる。(補助ペダルは踏み外し が直接ではないうえ、不自然な力を入れる癖がつきやすいので、できれば避けたい)
2、どの曲でも、それが暗譜で弾けて、自分の音を余裕を持って聴ける段階になってからしかペダルは提案しない。
3、ポリフォニックな曲にはペダルを用いない。和声的な楽曲のみペダルを用い、和声の変わり目にペダルの踏み替えをする。
等、一般的な諸注意と同じです。
 ダンパー・ペダル導入のタイミングとしては、2巻「とおい国のおはなし」で、倍音による「響き」を聴く指導を行ってから以降。最初の曲は「しずかなみずうみ」「みずうみにうつる月のひかり」であることが望ましいと思います。
 全巻通じて、ペダル使用の可能な曲は以下のとおりです。
2巻:春風、夕べのかたらい、夕べのかね、グリーンスリーヴス、雨の中のフィッシャーどん、いつかどこかできいたうた、 美しい泉
3巻:丘の上、祈り、グロースターの仕立屋さん、夏の名残りのバラ、アニーローリー、オーバード
 いつの場合でも、自分の耳で自分の音をよく聴き、その場その場でふさわしい効果となるようにペダルをコントロールします。




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