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ムジカ工房は、音楽教育家・北村智恵をサポートする、小さなアトリエです。
北村智恵ピアノ教室、コンサートの自主公演、ピアノ指導者セミナー開催等、行なっています。

指導ポイント

1巻 ドレドレいばりやマーチ/ドレドレぴょんぴょんマーチ

ドレドレいばりやマーチ(P.30)
 レ(D)の音が、P.26で習ったド(C)の音とどう違うのか、五線上の位置をしっかり把握させる。(加線がつかず高音部譜表の第1線より下に、はみ出した音)
 「ピーターのたいこ」は、たった1つの音を、
①右手で弾く ②左手で弾く ③音を出さない
という3種類のことを指を替えて弾くだけだったが、この曲から別の音が一つ増えるので4種類のことを等間隔に並べて行くということを理解させる。
 そのうえで、「ド」も「レ」も、しかも、どの指で弾いても「はっきりした音」が出せるよう、指の上げ下げの方向や着面角度、タッチ・ポイント(鍵盤に指が着くポジション──第1指はなるべく鍵盤の手前、第2・3指は奥のほう)などを正しく教える。
 昔式の古い(合理的ではない)打鍵法で弾き続けてきた先生の中には、指を曲げて上げ下げしない、(伸ばして上げ、斜めの角度で打鍵する)ということに抵抗のある人が多いようで、指がペタッと吸いつくような着面角度の打鍵がなかなかできないようだが、初めから合理性のある打鍵法で習って育った子どもは、楽に美しい音で弾き、スケールやアルペジオも速いテンポで、手を痛めないで弾けるようになるので、一緒に学ぶつもりで試してほしい。
 4小節目・8小節目ののところで必ず息を吸うこと。音の羅列ではなく、音楽をフレーズとして弾く習慣をつける。
 「マルカート」の英語の語源は「刻印する(マークする)」こと。ベンジャミン・バニー氏の足裏が、塀の上面にピタッピタッと着面するイメージ。うさぎではなく「熊だったら?」「象だったら?」と、音にイメージを持たせ、オクターヴ下や2オクターヴ下のポジションを指で示して弾かせてみるのも子どもにとっては楽しい。

ドレドレぴょんぴょんマーチ(P.31)
 スタッカートの記号の認識(音符のたまの上または下についている小さな点であること)を促す。ただ「音符についている点は」と言ってしまうと、付点4分音符の付点もスタッカート記号と同じように思ってしまう子どもがいることを忘れないように。
 staccatoとは元もと、「切り離された」という意味のイタリア語であって、あくまでも、ある音が、次の音と「つながらない」ことを意味する。つまり耳で聴いた(聴いている)音が、つながっていない(切り離されている)ことが「スタッカート」の本来の意味であり、「はねる」といった「動作」を表すものでは決してないということを理解させること。目をとじて先生の出す音を聴かせ、「つながっていたら手をあげ、短く切れたら手をおろしましょう」などと、「音」だけで判断できるようにする。先生が弾いて見せて、「スタッカートってこんな弾き方よ」というような教え方をしてしまうと、ヴィジュアル的な印象が強く、「音をよく聴く」習慣がつかなくなってしまうので要注意。
 音楽は、「音でしか表すことができない」ということを、つまり、決して「動作」や「弾き方」「そういう音を出しているつもり」だけでは人には何も伝わらない、という「音楽の本質」を、習い始めのときにこそ習慣づける。スタッカートで音を切っても息は止めるだけ。フレージング以外で息を吸わないように。音が揃ったら、P.30と繋げて弾き分けやいろいろな組み合わせを楽しめるよう、組み合わせの順序や音の大きさを指示し、構成力を養う。
マルカートは音質の問題。決してƒということではないので正しい認識を。
 → 
このまま指を伸ばす方向 に、第3関節から持ち上げ 指紋のある「指の腹」で 打ち下ろす。指を上げると 自分の目で自分の「つめ」が 見える
指を曲げて第2関節から 持ち上げたり指の先から 下ろして打つのは間違った 打鍵(人間の手のつくりに 反していること)




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