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指導ポイント

1巻 きょうにさようなら/かあさんのこもりうた

きょうにさようなら(P.60-61)
 「おんぷのながさ」のページでの、それぞれの名前を初めて習ったことにより、この曲から3/4という従来の記譜法で拍子記号が出てくる。これまで と表記され分子の数字が、それぞれ、3拍子、4拍子であることを表し、が拍の単位であることを目で見て理解できるよう、特別な表記で導入してきたが、これまでのの代わりに4分音符の4が表記されるということを伝える。したがって、3/4の正しい読み方は、「しぶんのさんびょうし」であり、よく言われているような間違った呼び方(よんぶんのさんびょうし)をしないよう、楽典は正しく伝える。主旋律は、3段目まですべて上の声部(右手)、4段目の1回目は下の声部(左手)、リピート後は上の声部(右手)に移るので、そのように左右の手の音量をコントロールする(自分の耳で聴きながらつくる)ことを求めきること。何週かかっても妥協しないことが大切。そのように弾いた"つもり"は音楽ではなく、出てきた(出ている)実際の音がそうでなければ「音楽ではない」という姿勢を貫く。練習の手順として各段を主旋律のみ単旋律で弾き、4段目の1回目は、3~4小節で左手の音、リピート後の3~4小節は右手の音に繋げて、5段分の主旋律を頭(耳)に入れてから、両声部を合わせること。その段階をとばすと、惰性で弾くことを繰り返してしまい、2声の弾き分けがいつまでたってもできないままになってしまうので、この手順がポイント。
 また
A
    →①
    →②
    →③

B
    →④
    →⑤


上記のように、各段1~2小節を先生が弾き、①~⑤を生徒が、音楽的に徹底させることも大切。
 この曲で左右両手とも全指使用することになる。必然的にこの曲でタッチが揃っていなければ、それをコントロールする2声部の弾き分けは難しいということである。

かあさんのこもりうた(P.62-63)
 主旋律は左手なので、16小節間バスの音(左手の音)をレガートに歌わせて弾くこと。
 右手はオブリガート(助奏)なので音が大きくならないよう、1~2段目は2小節単位のフレーズ、3~4小節は8小節の長さを持つフレーズ。曲の最後の小節で右手ののときにE音を離すと、左手で最後に打鍵したC音が流れ続けているところへ(のばされている音に)右手のE音がC音に流れ込む瞬間があることを聴きとらせる。→オブリガートが主旋律(メロディー)に引き取られて処理される瞬間をよく聴くこと。「あった音がなくなること」で音の流れが変わるということを体験させる。「音楽」は、音を出すことだけでできているとは限らず、あった音がなくなることによっても新たなメロディーが生じることを知る。その結果、左手のC音を4小節間のばし続けることの意味がわかり、「音の聴き方」を指導することに繋がる。1巻における既出音すべての復習。




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